H28第1回例会

日程 2016 年6 月1 日(水) 20:00~22:00
場所 株式会社岩瀬歯科商会 水戸支店 セミナールーム
内容 ナノジルコニアを使用した臨床ケースと今後のCAD/CAM 
歯科技工士 中島清史 先生
近年、歯科界のCAD/CAMの進歩は目覚ましいものがある。ラボでのスキャナ(CAD)普及率も増え、保険にもCAD/CAM冠が入り今後ますますデジタル化は進むであろう。またここ数年卓上型の加工機(CAM)も各メーカーから市販され、小規模のラボでも導入しやすくなりマテリアルの種類によっては内製が可能になり多くのマテリアルの加工ができる様になった。通常CAD/CAMを用いてできるインプラントの使用マテリアルはジルコニアやチタン、またデンチャーのコバルト床もある程度製作が可能になった。今回はまだ余り知られていないが両方のマテリアルに使用できチタンより生体親和性が良いとされ, イットリア系ジルコニアより1.8倍の破壊強度と3倍の靱性値持つナノジルコニア(パナソニックデンタル社)に焦点をあてどの様にナノジルコニアアバットメント、IOD(ナノジルコニア床)を臨床で取り入れ行っているか、また今後の口腔内スキャナとラボとの連動をお話したい。

侵襲性歯周炎の2症例 
歯科医師 高槌力弥 先生(茨城町開業)
侵襲性歯周炎定義:歯周炎を除き全身的に健康であるが、急速な歯周組織破壊(歯槽骨吸収、アタッチメントロス)、家族内発症を認めることを特徴とする歯周炎である。AAPの分類【1991年】における、若年性歯周炎、早期発症型歯周炎が含まれる。一般的にプラークの付着量は少なく、10~30才で発症することが多い。患者によっては、Aa菌やPg菌の存在比率が高く、生体防御機能、免疫応答の異常が認められる。二人の侵襲性歯周炎患者に細菌検査を行なった。細菌検査を行った理由はそれぞれ異なるが、一連の歯周治療を終えSPTに移行したケースを報告する。

参加費 会員:無料
参加者 18名