石川知弘先生・中島清史先生講演会後記はこちらから
日程 | 2017年10月29日(日)09:00~17:00 |
場所 | 茨城県歯科医師会館(水戸市見和2-292) |
内容 | 「DR&DTコラボレーション企画:チェアーサイド、ラボサイドのコミュニケーションにおけるポイント」 石川知弘 先生(石川歯科・浜松市、5Dジャパン) 中島清史 先生(KNデンタルラボラトリー)石川知弘先生・中島清史先生講演会リーフレット 臨床歯科医の役割は二点に大別され。第一に、疾患をコントロールすることによって組織破壊の進行を止めること。第二に失われた機能、審美性を再建することであると考える。CAD/CAMなど日進月歩の技工テクノロジーを駆使して最終的に患者の満足を得るには、チェアーサイドとラボサイドの綿密なコミュニケーションが不可欠である。実際には治療のゴールを設定し、治療計画を立案するところから始まり、プロビジョナルレストレーション、最終補綴まで多くの情報伝達が必要になるが、お互いを正しく理解するためには、治療のチームが持つべき知識の共有が重要である。本講演では、石川歯科、KNDが経験した治療例をもとに、歯科医院と歯科技工ラボとのコミュニケーションのポイントにつて、まとめてみたい。 |
参加費 | 会員・会員スタッフ大学関係者・学生 無料(弁当代1,000円別途必須) 一般(非会員)の方 DR:15,000円(弁当代込み) DT:10,000円(弁当代込み) DH:5,000円(弁当代込み) |
参加者 | 会員・一般合計:99名 ブース出展・協賛:21社 |
講演会後記
2017年10月29日(日)茨城県歯科医師会館(水戸市)にて、DR&DTコラボレーション企画講演会が開催されました。講師には5-D Japanファウンダーである石川知弘先生(石川歯科・浜松市)と、石川先生の技工を担当しているISI会員の中島清史先生(KNデンタルラボラトリー・日立市)をお迎えし、「チェアーサイド、ラボサイドのコミュニケーションにおけるポイント」の演題でご講演していただきました。講演に先立ち、茨城県歯科医師会の森永和男会長が、お二人の講師に対する感謝の意ならびに、スタディーグループISIの活動に対する賛辞を述べられました。
石川先生の講演は、審美的で機能的な口腔内の再建の手順を軸にしたものでした。まずは現実的で審美的な治療のゴール設定し、そこに足りない組織の造成、適切なインプラントポジションへの埋入など、要点をわかりやすく解説していただきました。術後は、自然な歯肉の形態やボリュウムが、まるで何事もなかったかの様に再建されており、石川先生の強いこだわりが、すべての症例から伝わってきました。世界トップクラスの技術を、写真や動画に加え、論文を交えたとても丁寧な内容でした。
中島先生の講演は、歯科医師とのコミュニケーションやデジタル技術の活用方法を具体的に説明していただきました。治療計画の段階で総義歯学的な知識やデジタル技術を駆使し、石川先生との綿密な意見交換と、治療のゴールのイメージを的確に具現化するため、ネット経由でパソコンを遠隔操作することができる「TeamViewer」を活用していました。講演内の6症例を通して、自然感や適合を求めた素晴らしい知識や技術はもちろん、たくさんの努力や経験がひしひしと伝わってくる内容でした。
講演の最後に、石川先生がチェアーサイド、ラボサイドのコミュニケーションは、知識を共有し、お互いを尊重しあい、何でも言い合える関係が大切であると絞めて終演となりました。
当日は水戸黄門漫遊マラソンと重なり、さらに台風接近という悪条件にも関わらず、スタディーグループISI会員以外にも、北海道や大阪など遠方からの熱心な受講者や、22社もの協賛業者を含め、130名以上の参加者を集めた大盛況な講演会でした。
若松 義昌(ISI会員・高萩市開業)
協賛企業
相田化学工業
アサヒプリテック
岩瀬歯科商会
ガイドデント
ケーオーデンタル
コアフロント
サンデンタル
ジーシー
ジンマー・バイオメット・デンタル
松風
ストローマン・ジャパン
スリーエム
デンタリード
ノーザ
フォレスト・ワン
プラトンジャパン
ブレーンベース
メディアート
モリタ
ヨシダ
DIOデジタル
KNデンタルラボラトリー