第3回例会(症例相談会・検討会)

日程 2017年7月5日(水)20:00~22:00
場所 株式会社岩瀬歯科商会 水戸支店 セミナールーム
内容 「すれ違い咬合末期においてオーバーデンチャーで対応した症例」
歯科医師 畑中 秀隆 先生(日立市開業)

「すれ違い咬合」と聞くと難症例・・・そんなイメージを持っているのは私だけではないと思います。我々は常に「欠損を拡大させない」という治療目的を持っていますが、一筋縄でいかないのが、この「すれ違い咬合」だと思います。近年インプラントを用いたクラウンブリッジにより、強固なバーティカルストップを得ることで、このすれ違い咬合への対応に良い結果を得られるようになりましたが、全身疾患・経済的理由・解剖学的制約などによりクラウンブリッジ」を用いたインプラント補綴を用いることができない患者も多く存在します。そのようなケースにオーバーデンチャーを用いることで良い結果を得ることができましたので、ご報告いたします。

「『高齢者に対する全部床義歯での補綴について』のその後の経過」
歯科医師 小林 克紀 先生(那珂市開業)

昨年の例会にて発表させていただきました全部床義歯の症例が最終義歯での補綴を完了しました。先生方のアドバイスをもとに問題点を改善するため、もう一度スタート地点に戻り治療を開始しました。前回の治療過程を見直し正中矢状面を基準に自分なりに治療を行いましたので再度アドバイスをいただきたいです。また、今回新たに伵合挙上を行ったAngleIII級の症例を発表させていただきます。現時点でプロビジョナルレストレーションを装着し良好な状態を得られていますが治療過程を見ていただき先生方の臨床ではどのように対応されるのかご意見をいただきたいです。

参加費 会員:無料
参加 20名