フルクラウンの20年生存率について
日立市 須田歯科医院 須田聡
日本人の平均寿命は年々伸び続け、今や人生100年時代とも言われています。それに伴い、歯科治療における予後に関しても、より長期的な安定性が求められる時代になっていると考えられます。
しかし、欧米ではぺリオ、エンド、あるいはクラウン・ブリッジ、インプラントなど歯科治療の長期予後に関する報告が数多く見られるのに対して、わが国ではほぼ皆無と言えるほど少ないのが現状です。ISI例会では以前に当院における長期的なメインテナンス患者の歯の喪失状況について報告させていただきました。
今回は当院におけるフルクラウンの長期的な予後について後ろ向きの調査を行い、長期的な予後に影響を与える因子について検索したので、それらについて報告させていただきたいと思います。
例会報告
参加人数 15名